「難解なことを理解しようとする場合、なるべく多くの概説書・入門書を読むとよい」という話を聞いたことがあります。たぶん、本当のことだろうと思います。そこで、日本語で読める音韻学の概説書をご紹介します。私も以前、読みました。
- 李思敬氏『音韻のはなし:中国音韻学の基本知識』(慶谷壽信・佐藤進編訳、訂正版、光生館、1995年)。訳注がよいと聞きました。
- 平山久雄氏「中古漢語の音韻」(中国文化叢書『言語』、大修館書店、1967年)。偉大な学者です、先年、商務印書館から論文集を出されました。
音韻学にご関心をおもちの向きは、ご一読ください。
さて、音韻の話題はこれくらいにして、また明日から『千字文』にもどりたいと思います。
もちろん、音韻も含め、『千字文』に直接関係のないコメント等も歓迎いたします。